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12月04日-04号

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  1. 村山市議会 2014-12-04
    12月04日-04号


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    平成26年 12月 定例会(第5回)議事日程第4号     平成26年12月4日(木曜日) 午前10時開議日程第1 一般質問散会)---------------------------------------          本日の会議に付した事件議事日程第4号に同じ---------------------------------------          ●出欠席議員氏名出席議員(15名)  1番  井澤秋雄議員      2番  佐藤敏彦議員  3番  布川淳一議員      4番  長南 誠議員  5番  佐藤昌昭議員      6番  川田律子議員  7番  鈴木健治議員      8番  中里芳之議員  9番  森 一弘議員     10番  秋葉新一議員 11番  柴田好美議員     12番  茨木久彌議員 13番  須藤和幸議員     14番  大山正弘議員 15番  海老名幸司議員欠席議員(なし)---------------------------------------          説明のため出席した者の職氏名 市長        志布隆夫    副市長       齋藤 隆 教育委員会委員長  井田慶子    教育委員会教育長  菊地和郎                   選挙管理委員会 代表監査委員    佐藤和男              佐藤 毅                   委員長 農業委員会会長           笹原茂規    総務課長      川越一廣 職務代理者 政策推進課長    細谷健一    財政課長      高橋政則 市民課長      片桐敦子    税務課長      大内 均 保健課長      三澤浩子    農林課長      芦野充浩 商工観光課長    井上修一    建設課長      矢口良治 環境課長      青柳孝雄    福祉事務所長    仁藤剛志 会計管理者     齋藤享子    水道課長      片桐智彦 消防長       松田義雄    消防署長      高橋道俊 教育委員会             教育委員会           小山智弘              青柳 仁 学校教育課長            生涯学習課長                   農業委員会 監査委員事務局長  米屋清志              細梅芳弘                   事務局長---------------------------------------          事務局職員出席者職氏名 事務局長      元木啓順    事務局長補佐    菊地淳子 議事調査主査    古原俊宏    庶務主査      伊藤照美 議事調査係長    三澤依邦子---------------------------------------                                午前10時開議 ○議長(海老名幸司議員) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。 出席議員は定足数に達しておりますので、会議は成立いたしました。 本日の会議は、お手元に配付しております議事日程第4号によって進めることにいたします。--------------------------------------- △日程第1 一般質問 ○議長 日程第1、一般質問を続行いたします。 この際、議長から特にお願いいたしますが、質問される方も執行部の答弁も簡潔にして議事運営にご協力をお願いいたします。 それでは、順次質問を許します。---------------------------------------川田律子議員の質問 ○議長 6番 川田律子議員。     (6番 川田律子議員 登壇) ◆(川田律子議員) 通告に従いまして、順次質問をいたします。 まず初めに、米価下落で米農家を初め、村山市民への影響についてであります。 このたびの米価の大暴落で、生産者のみならず、広範にわたって他産業への波及も心配されますが、本市の農業を担っている米農家に市としてどのような救済策を講じようとしているのか、その対応を伺うものです。 農協の概算金は、前年を1俵60キロ当たり3,000円も下回り、2013年産の下落と合わせると2年間で5,000円を超える下落となっております。 米をつくるのにどれほどのコストがかかるのでしょうか。農林水産省の試算では、全算入生産費は1俵当たり1万6,236円。種もみ代や肥料、燃料費などの物財費だけでも9,666円。農家は生産費の半分、物財費まで割り込む価格で米を出荷することになるのです。 低価格に加えて、政府は、ことしから米の戸別所得補償である直接支払交付金を10アール当たり1万5,000円から7,500円に半減させ、18年産から廃止、米価下落補填給付金も事実上廃止されました。交付金の半減や廃止が現在の米価下落の影響をより深刻なものにしています。しかも、米価は市場が決めるとして、米価安定のための需給調整に何の対策も講じない政府の姿勢が、さらに米価暴落を促進しています。 日本中の農家がかつてない苦難に直面し、中でも規模拡大してきた担い手ほど打撃は大きく、種もみ代、肥料代、農薬代が払えない、預かった農地を返したいなどの声もあると聞いております。高齢化や後継者不足に悩む日本の米と農業が一気に崩壊に向かいかねない非常事態と言えるのではないでしょうか。 そこで農林課長に伺います。 このたびの米価下落に対する国・県・市の救済策としてどのような対応があるのか、考えているのかをお聞きしたいと思います。 次に、このたびの米価下落に対する国の対応について、市長としての考えをお聞きします。 まず、最初に2018年から国が生産調整である計画生産から全面的に手を引くという米政策の見直し方針米関係者の不安と過剰感を一層増幅し、産地側は売り急ぎ、米業者は買い控え、市場に米があふれる悪循環になったと思われます。 国が主食である米の需給と価格の安定に責任を持つのが当然と考えますが、市長のご所見を伺います。 2つ目は、政府が廃止を決めた戸別所得補償である直接支払交付金方針撤回を求めていくべきと考えますが、市長のご所見を伺います。 3番目として、それでも輸入を続けるミニマムアクセス米についてです。19年間で1,314トンも国民の消費量の1年7か月分に相当します。年間77万トンのミニマムアクセス米は国産米の需要を圧迫し、中でも10万トンの主食米は米価全体を引き下げる要因となっています。ミニマムアクセスは単なる輸入機会の提供であり、これを拒否することもできると聞いています。 米の輸入制度を廃止すべきと思いますが、以上、3点について市長のお考えをお聞きします。 次に、村山市基幹産業として位置づけている農家に対する、農業に対する市の考え方についてお聞きします。 今、米はどれぐらいで売られているのでしょうか。生協では、JAと提携しているはえぬきは10キロ、税込み3,326円、5キロ、1,864円、特別栽培米は5キロ、税込み2,138円になっていますが、量販店などでは5キロ、1,300円、1,400円台で安売りを競っています。1キロ当たりの価格は、ほとんど300円以下、これをお茶碗一杯のご飯にすると、20円程度です。国民の命をつなぐ主食の米をこれほど安く、これほど粗末に扱っていいのでしょうか。心ある消費者は、安いありがたさよりも、国産米が食べられなくなるほうが恐ろしい、政府は輸入米を念頭に米価を下げているのではなど、懸念の声もあります。 米は 日本農業の土台、米価は農家の基本給、茶碗一杯のご飯40円が日本の農業、食糧、環境や国土を守ることを村山市から発信すべきと思いますが、市長の考えをお聞きします。 次に、福祉灯油の充実で、あったかい市政をについて、質問をいたします。 ことしも本格的な雪のシーズンとなり、いよいよ灯油が必要な時期になりました。村山市では、本議会の補正予算の中に福祉灯油券の助成の予算が計上されており、安堵しているところです。市民の暮らしは、特に高齢者の暮らしは、年金引き下げ、医療費引き上げ、円安による物価高、それに加えて消費税3%の引き上げなどで大変になっています。灯油は高齢者生活弱者にとっては、なくてはならない必需品であります。 予算では、1世帯当たり3,000円ですが、ことしも灯油は1リットル90円台とまだまだ高どまりです。ことしこそ、高騰する灯油代のさらなる助成の引き上げを求めまして、登壇での質問を終わります。 ○議長 志布市長。 ◎市長 それでは順次お答えをいたしたいと思います。 まず、米の価格に対する国の対応策への考え方についてとありましたが、国・県・市の対応については、担当課長から説明いたさせます。 国の対応についてのお考えとありましたが、やはり個人的には、今回の下落は本当に私としても残念です。この農家の割合が多い村山市においては非常に大きな打撃だと思っております。それは確かにそうでありますが、やはり議員もおっしゃったように、市場価格でこういうふうになってきているんですね。ですから、今回に限らず、やはりもっと大きな対策が必要ではないかと思っています。 米がだぶついているのはご存じだと思いますが、市場価格では、やはりだぶついてくると安くなるのは当然なんですね。ただ、米は、村山市基幹産業でありますから、これは大事にしていかなきゃなりません。 ただ、今回いろいろ手当てしても、やはり大きな目で見なきゃだめだと思っているんです。今、国もいろいろな手を打っています。大きな農政の改変のときでありますね。 それから、今回だけですね、今回、いろいろ今から課長が今回の対応策については申し上げますが、これで果たして、来年、再来年としていいのかなという感じがするんです。ですから、村山市としましても、前の議員の方もありましたが、やはり高付加価値で所得を確保する、こういういろいろな考え方に転換していかないと、米だけに頼っていてはどうも私は不安が残るんです。ただ、今回のちょっと衝撃でしたが、やはりいろいろ国も県も手を打っていると私は思っています。 あと、ミニマムアクセス米、これについては、ご存じのとおり七十数万トン輸入しているわけでございますが、これはウルグアイラウンドでしたか、あの後に、もちろん議員ご存じだとは思いますが、やはり輸出の見返りなんですね。これはほとんど市場には流れないでしょう。ミニマムはほとんど流れていないんですよ。確かそうだと思います。ちょっと今急に言われたんで記憶がちょっと曖昧ですが、確か市場に流れていないはずです。これは、やはり輸出と引きかえに、どうしても結び......、それはご存じでしょうけれども、輸出と引きかえに来たものだと私は認識しているんです。ですから、これはプラスして余っていると。確かにそのとおりでありますが、やっぱり私も小さいころから日本は輸出の国だと、物を加工して売る国だという教育をたたき込まれてきたわけですから、やっぱり輸出をなくしては今の生活はなかったと思うんです。いろいろ弊害はありますよ。固有の考えがありますから、ちょっと私も偏っているかもしれませんけれども、いろいろな国の考えの人がいて、ミニマムアクセス米をやむを得ず入れているなという気がいたすんです。 ですから、これを国のほうに急にやめろというのは簡単でございますが、いろいろ事情があると思っています。ただ、いろいろな理由が出てまいりますれば考えていきたいと、こう思っています。 あと、灯油ですね。価格高騰対策として、何年か前にできまして、村山市のほかはほとんどやっておらないようでありますが、村山市だけは続けているんですね。しかも、ちょうど12月の補正の時期になぜか上げている。今回も上げましたが、私はこれも根本的に、大変な方については年金の増額とか、例えば国民年金でそれに上乗せするとか、そういう国全体で考えるような方向でやってもらいたいんです。村山市あるいは東根市とか個々対応のばらばらでなくて、やはりここはそういう方向でやっていくのが王道かなと思っているんです。そのとき、そのときに補正で12月ぎりぎりで上げてくるなんていうのは、宣伝効果はあるでしょうけれども、私は今回宣伝しませんけれども、あるでしょうけれども、そうじゃなくて、根本的なもので考えていきたいと思っています。 あと、日本の農業と食糧、環境や国土を守ることを発信すべきではないか。これは、もちろんそうでありますが、これについては、私どものほうからもいろいろ市長会とかを通しまして国のほうにも上げております。もう少しこれは煮詰めて、今後に考えさせていただきたいと、こう思っています。 以上です。 ○議長 芦野農林課長。 ◎農林課長 ただいまの米価下落に対する国・県そして市の対応策でございますけれども、やはり村山市としては、国・県と連動して、これを講じていきたいというふうに考えております。 まず初めに、俗に言うナラシ対策、収入が減少したときの影響の緩和対策ということで、これの加入促進を図っているところでございます。減収分の9割を限度として補填なるものでございまして、現在までですと、認定農家で4ヘクタール以上の面積がないとこれに加入できなかったんですが、来年からは認定農家という条件だけで加入できますので、認定農家の拡大を図っているところでございます。 それから、間もなく米価下落対策緊急資金を開始したいというふうに考えています。これは無利子の融資でございまして、米価下落運転資金に困っている農家の方に資金を融資するものでございます。 それから、先ほど市長からもありましたけれども、やはり米がだぶついているという事実でございますので、やはり生産調整を厳格にしなきゃいけないというふうに考えておりますので、そういうことで、今年度もそうなんですが、来年度に向けて生産調整の強化を行います。飼料米を中心とした生産調整の拡大を図っていきたいというふうに考えています。 それから村山市は、はえぬきとつや姫が主な品種でございますけれども、つや姫の下落幅が非常に小さいので、やはりつや姫に生産をシフトするような、そういう運動もしていきたい。つや姫の面積の拡大を図っていきたいと思っています。 あと、はえぬき販売戦略ですけれども、今までですと、家庭用炊飯にあまりにも重点を置き過ぎたのではないかということで、これは、きのうから申し上げているわけですが、やはり業務用米、これをもっと力を入れなければいけないというふうに考えています。市場においては、はえぬきは安くてうまいという評価をいただいておりますので、この販売も促進していきたいということでございます。 あと、米の値段をぐんぐん上げるというのはなかなか困難ですけれども、農家の方は生産費と販売費の所得が拡大すればいいというふうに考えておりまして、やはりその点では生産費のコストを下げるということで、ますます担い手に米は大きな面積を必要としますので、利用集積を図っていきたいというふうに考えています。 以上でございます。 ○議長 6番 川田議員。 ◆(川田律子議員) それでは2回目の質問に入ります。 灯油については、このたびの予算に計上されているようですけれども、何か市長の今の答弁を聞きますと、一市長がやる政策ではない的なことを何かおっしゃったような気がします。国の政策でやるべきだということだと思うんですけれども、ぜひこれは私としてはぜひ続けていただきたいことなんですけれども、国のほうでも、11月の初めのころの新聞報道で、家計支援として交付金というお話があったようですけれども、何か商品券とか灯油券とかそういうことでという補助したりする交付金ということで何か出たようなんですけれども、解散で吹っ飛んでしまいましたので、これは多分ないのだと思います。 しかし、毎年私も言っていますけれども、とにかく雪国に住む高齢者にとって、本当に灯油は必需品です。このように雪国であっても高齢者や労働者もそうですけれども、何の恩恵というか、直接的なあれがないわけですよね。年金はどんどん下がり続けます。マクロ経済スライドのあれで、どんどんと毎年のように引き下げられている中で、上がる見込みのない生活費の中で、先日も市長おっしゃっていましたけれども、来年は第6期の介護保険料も1,000円ほど上がるなんて言ったら、年間1万2,000円です。下がり続ける年金の中で、どれだけその1万2,000円を捻出しなければいけないのかと考えると、本当に皆さん頭が痛くなると思います。 あるところによると、冬、村山市ではないのですけれども、よくお茶飲みをしていたんですけれども、やはりお茶飲みすると、部屋を暖かくして迎えなくちゃいけないので、そういう誘うこともやめたというような話も聞こえてきます。こういう方もいらっしゃるのではないかと思います。 やはり国がやらないものをやっていくのが私は地方自治体の役割だと思いますので、市長にはやめるどころか、来年はぜひ5,000円に引き上げていただくように要望して、この項は終わりたいと思います。 米の件ですけれども、先ほど農林課長からいろいろありましたように、認定農家であれば、ナラシ対策でいろいろ補填があったりとかあるようです。またことしも戸別所得補償、半減しましたけれども、最大で1,350円ほど1俵当たり出るようです。 このたびの米価下落でどのような対策をほかのところがとっているのかと、私の本当に拙い情報網の中で収集しましたけれども、農林課でお聞きしたところ、JA西村山では1俵当たり500円を農家に、JAさんが助成する。また庄内町は、ふるさと納税で米をお礼に、返礼金として、それを農家の人に還元するというようなことがありました。あと、大崎市の鳴子町では、これはNPO法人なんですけれども、1万3,000円で買い上げるというようなこともやっているようです。 こういう自治体版でこういうことができればいいのだと私は思いますけれども、そのようなことから、市が独自にやっているというところはなかなか少ないようですけれども、例えば、お金をただ500円とか300円補填するだけではなくて、物でというか、そういうことで助成できないのかなというふうな思いがあります。 例えば、これもお金で助成になるのかもしれませんけれども、種もみ代を助成するとか、あと、燃料代を助成するとか、そのようなこと。直接的にJAさんのように1俵当たり500円という助成、本当はできれば私は一番いいのではないかなというふうに思いますけれども、少しでも今、本当に先ほどありましたように、まだ支払いが残っているということがあるようです。 国のほうでは、年内に、本当は5月か6月ごろにこの所得補償交付金が出るんだそうですけれども、何とか年内中にこれの支払いをするというようなこともあるようですけれども、本当に安心して年が越せるような対策を、国もそうですけれども、自治体として何らかの地でできないかということを、もう一度市長のほうに考えていただきたいなというふうに思います。 2回目の質問、これで終わります。市長、答弁ありましたら、お願いします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 灯油券に関しましては、去年もいろいろ議論になりましたが、これはちょっと前に灯油の価格高騰対策、先ほども申し上げましたが、これで一時的に出てきた話なんですよね。今お聞きしますと、毎年やってくれと、しかも額を上げてくれという話がありますが、こういうその場しのぎの、私から見ると、悪い言葉でいうとばらまきのようなものじゃなくて、しっかりとした、ある程度決められたものでできないかなと思っているんです。 ですから、こういうふうに、対象が100あれば100%じゃないわけですね、申請する人も。こういうことを考えますと、何とかほかの要件でできないかなと。毎年毎年補正でしょう。本当に、ちょっと私としては疑問が残るところでございます。 こういうものは政策かなとちょっと思うんですけれども、やはりきちんとしたものを、体系的なものをやっていくことが本来の政治かなと思っています。 あと、介護保険料、1,000円上がると今おっしゃいましたが、これだけを言わないでくださいね。これは標準家庭の6段階あるうちのちょうど真ん中の部分が1,000円上がるというんですから、議員のおっしゃる人はどういう人かわかりませんけれども、年金の低い人あるいはお金の収入の少ない人は、ぐっとまだ低いですから、1,000円だけがひとり歩きすると、私は1,000円と言いましたが、それはご存じだと思いますが、そういう面でありまして、全員が1,000円上がるというわけじゃないんです。 この間も言いましたが、これは特老ができればできるほど、みんなのために、希望者がいるからつくる、できればできるほどお金がかかってくるんです。これはお互いさまだと思って、どうかお願いをしたいと、こう思います。特老が少なければ、もちろん介護保険はぐっと安いですよ。何年か前にあったそうですけれども、県内一安いというのは、特老がないからなんです。あるところは高いんです、前から。このことをある程度周知していただきたいと、こう思っています。 あと米の補填ですけれども、市町村でやっているところはないようにお聞きしましたし、私もそのような情報を得ていますが、500円、300円でも、実は私にも実は何人かから電話が来て、補填してもらえないかという話もありました。 ただ、1俵500円でしょう。総額で幾らになるかということを考えてほしいんです。これを総額で莫大な金額になりますね。これを出してくれということは、税金で出すことになりますね、皆さんの議決を経て。ここを考えてほしいんですよ。商工業の方もいらっしゃるんです。農家のために国が決めた制度、いろいろな、確かに大きな衝撃ですから、下がるということは、確かにいきなり下がって大変だとは思います。政府のほうもいろいろやっている。9割補助もやる、ことしは。入っていない人は4割補助ぐらいになるらしいんですけれども、いろいろ対策をしている。そのほかに300円、500円の補助というのは、もう莫大な数字になりますよ。 これは、農家の支持は得ても、やはり商工業の方からはそれはと言われる可能性があります。私どもはそれを考えてやっていかなきゃならないと思っているんです。よろしくお願いします。 ○議長 6番 川田議員。 ◆(川田律子議員) 介護保険料については、1,000円という標準のあれを出しましたけれども、0.75、0.5というふうに段階的になるというのは、低所得者対策としてあるというのはわかっているつもりですけれども、それでもかなりの負担になるのではないかというふうに私は思っているわけです。 先ほどありましたように、米価下落の対策として、いろいろ対策案、補正予算に盛り込んでいるようですけれども、やはり先ほどありましたように飼料米に、米をつくるのではなくて、やはりあくまでも飼料米に誘導して、そしてだぶつきをなくすということ。あと、機械とか設備の助成というふうにして、生産コスト削減するところの取り組みに支援というふうにして、大規模農家中心の施策かなというふうにやはり思っています。 どんどんと、やはり今、村山市にも管理機構室というのが何かできて、農家の農地の集積を行っているようですけれども、ただ、聞くところによりますと、なかなか農家の集積も進んでいない、4分の1ぐらいしかまだ進んでいないようですけれども、どうしても集積がならない中山間地あたりは、なかなか集まらないし、また借り手もつかないというようなところもあるのだと思います。 村山市の地形を考えたときに、大規模だけに向くのかということを考えると、やはりこれからも家族農業的な細々とやっている農業も市として育てていかなければ、やはり村山市の環境の保全の面でも、だんだん立ち行かなくなるのではないかという心配もされるわけです。そういう点で、市として、やはりそういう小さい農家とかいうところにいかに助成していくかということも考えていくべきではないかと思います。 大規模農家とか、これからどんどんと集積が進むに従って企業参入ということも出てくるかと思うんですけれども、そういうところはコスト削減などできますけれども、なかなか小さい農家ではそういうことができないというのが現状ですので、その辺のところを念頭に置いて、これからの政策に当たっていただきたいなというふうに思うわけです。 今、米は日本の主食であるということを、私はやはりもう少しみんなで認識しなければならないんじゃないかと思います。どこに行っても、やはり山形県のお米ほどおいしいところはないと思います。私、いろいろなところに行かせていただいていますけれども。 でも、米の値段は本当に今安いんです。水よりも本当に安くなっています。水は、500ミリリットルで110円から120円で自販機で売られていますけれども、このたびの米の値段、本当に下がりまして、魚沼産のコシヒカリでさえも100円を超えませんでした。95円です、ペットボトル1本に対して。 その500ミリリットルの米をつくるのに、403グラムだそうです、500ミリリットルの場合。それをつくるのにどれぐらい水を使うかというと、4,000本使うんです。本当にコストがかかるというのはわかると思います。この水もただではない水を皆さん使っているわけです。ただではない水を使って、種まき、田植え、追肥、草取り、そして収穫するのに半年以上かかっているわけです。本当に水より安いんです。 これを見ますと、本当に農家の人から見れば、何が本当にアベノミクスだ、何が地方創生だ、本当に農家に米をつくるな、小さい農家に米をつくるなということが本当にわかる、今、農政になっているわけです。 自然相手の農業生産に、過剰米であるとか米不足だというのはつきものなんですけれども、やはりそれをこのたび生産調整をしないという市場任せにするというような、そういう政府が投げ出したことが、やはりこのたびの米過剰というところが出てきているんだと思います。 外国の例を見ますと、EUはもちろんなんですけれども、アメリカでさえも、作柄や需給事情に応じて政府が調整に乗り出すというのは当たり前のことになっています。 日本は今までどうしてきたかというと、政府が配分した生産数量目標どおりに米をつくって、その結果招いた米価の暴落、これは明らかに政治災害であるわけです。それを国の責任で米価の回復、安定を図るのが国の責務と思いますけれども、やはりこのことについて、米、基幹産業を持つ村山市としては、やはり国に対してどんどんと発信していかなければならないと思いますけれども、この件に関して、市長の答弁を求めます。 ○議長 志布市長。 ◎市長 米に対する国の発信とありましたが、これについては、多くをやっています。 先月も、その前の9月の議会でもそうですが、その後に可決されたものでありますが、米の需給と価格の安定対策を求める要望、これは議長と一緒に提出をいたしております。 11月には、全国市長会を通じてやっておりますし、私もトップセールスでほかにも行って、米の販売をやっております。 今いろいろな意見がありましたが、今、安いですね。非常に安くて非常に困っていますが、きのうも言わなかったかな、業販が、直販、小売りじゃなくて業販がすごくいいんです。これが一回、この辺のはえぬきを食べると、それ以下のものはなかなか売れないということを確か言ったと思いますが、それぐらいはえぬきは安くてうまいんです。今回、非常に下がっておりますが、これは、金額に対しては非常に大きな衝撃ではありますが、この機会に、安くてうまいお米を売る絶好のチャンスと捉えてもいいんです。ちょうどいいと。このときに安くてうまい米を普及しておけば、ほかの米に行かないと思います。名古屋の人も言っていました。もうはえぬき以下の米では売れないと。すぐ買う人はわかるそうです。一口食べると、ああ、米の味がまずい。 ですから、今回、これを逆手にとって、はえぬきの拡販を目指したほうがかえっていいのではないかと、こう私は思っています。 あと生産調整ですね。今度何年か後にやめるという話がありまして、アメリカの話も出ました。アメリカは米は単なる戦略物質になっているんですね。米の価格補償もしています。ただ、一概に土俵に上げるじゃなくて、アメリカの米の金額と、それあたりと日本の米の金額を見てほしいんです。 日本の米が世界でどういう位置にあるか、値段ですよ。それらを見て、アメリカと土俵に上げるんだったら論争をしていかなきゃならないと、こう思っています。 国の責務はもちろんあります。アメリカはやっているけれども日本はやっていないとか、EUはやっているけれども日本はやっていない、それは確かにある面で見ればそうです。私は国もやっているほうだと思いますけれども、そういう面で一面捉えることがあるかもしれません。ただ、何回も言いますけれども、その国における米の扱う量とか、どういう金額か、それを総合的に捉えないと、一概になかなか難しいんではないかと、こう思うんです。 私からは以上です。 ○議長 6番 川田議員、4回目になります。
    ◆(川田律子議員) 先日、市長が名古屋に行って、いい感触だったよというのは、先ほども今お話しましたけれども、やはりはえぬきは安くておいしい米なんですね。 米がだぶついている原因の中に、やっぱりこういう外食産業が、一時米不足になったときに量目を減らしたんですよね。それをもとに戻さないということも一要因があるということもあると、私は思っています。 米に対する思い、今、市長のお話を聞きましてあれなんですけれども、私はやはりその思いをますます強く持っていただきたいと思いながら、先日から話がありますけれども、やはり村山市の米をもっと差別化して、おいしい米をどんどんと発信していく、これが必要なんだと思います。 お隣の東根は果樹王国として、サクランボ、ラ・フランス、リンゴ。これは、村山市はかないません。幾ら村山市のものがおいしいといっても、量的にも市場の評価などもなかなかかなわないと思います。スイカもつくっていますけれども、やはりこれは尾花沢にもかなわないものです。おいしいという評価はあるんですけれども、やはり量とか市場がなかなか、村山市、おいしいものをつくっても、どうしても一級品に見られないというところがちょっとあるのかなと思います。 その中で誇れるのは、私はやはり米、村山市の宣伝としてはソバを前面に押し出していますけれども、ソバ、それからひっぱりうどんとかラーメンですか、そういうものを売り出していますので、それを否定するものではありませんけれども、ただ、基幹産業として村山市が進めていくならば、戦略的に進めていくならば、私はもっとおいしい米づくりに力を入れて、やっていくのはどうかなというふうに思いました。 というのは、このたび、議会の派遣で浅草の浅草寺の物産展に行かせていただいたわけですけれども、すごくふるさとの味、物産を求めて、いろいろな方が来ていました。 何が目当てかなと思ったら、ぺそら漬けを買いたいんだとか、やっぱり漬け物とか、いろいろなおいしいものを求めていましたけれども、つや姫の試食もやっていました、JAさんで。でも本当に一口にも満たないぐらいの小さなもので、ちょっと残念かなと思ったんです。もっとあれを、もう少し中くらいのおにぎりにしてもっと食べさせれば、漬け物の試食ももっと進むかもしれないし、米も売れるのではなかったのかなというふうに私は思いました。 そのとき、台東区の議長さんも白いおむすびが一番おいしいんだという話をしていました。やはり米は、本当に特につや姫なんかは冷めてもおいしいものです。そういう形で、やっぱりソバ、ラーメンもいいんですけれども、村山市で何かおもてなしがあったときに、白いおむすびをでんと出すというふうに、ポスターなんかにもよく吉村知事がサクランボとか何かでおもてなししていますけれども、そういうところにもやっぱり村山市はお米で勝負するというような気概を持っていただきたいなというふうに思うわけです。 ああいう都会に行ったり、やはり都市部に行って、山形のもののおいしさを本当に改めてわかるわけですけれども、そういう中で宣伝が下手だというふうには、私もどうやって宣伝したらいいかはなかなかわからないですけれども、本当に村山市は奥ゆかしくて、こんなにおいしいものがありながら、なかなか宣伝下手で前面に出てこないという、そういう欠点を持っている中で、私はやはり、きのうからいろいろな戦略等が出ていますけれども、PRをもっとすべきなのではないかなというふうに思います。 市長さんの実直な人柄で、どんどんと、これ、おいしいんだよというふうに持っていって自分が、そういうトップセールスという形でやっているわけですけれども、やはりもっと日本の、村山市の米を売り込む、そういうふうなことをもっとしていったらいかがでしょうかというふうに私としては思うわけですけれども、この件に関して市長の答弁を求めたいと思います。 ○議長 志布市長。 ◎市長 そうでしたね。試食は確かに少なかったように思います。やっぱり台東区の議長も言っていましたが、おっしゃるとおりです。 やはり試食に炊いたおにぎりでも少し出せば、もっと売れるんじゃないかと言われまして、特に台東区では塩むすびが、この辺でポピュラーなんだと言ったんですけれども、どなたかが、塩むすびは村山では葬式のときしか出さないんだということで話が折れてしまいましたが。向こうでは、それが普通のようでありますから、来年、JAさんとうちの担当の商工と農林が行ったほうがいいかもしれないですね。行って、試食に塩むすび、この辺では食べないんですよと言いました。議員が言ったんですけれども、それをつくって試食にすれば、おいしさがわかる、おいしさがわかることがやっぱり少ないように思いました。その辺は来年の台東区の、浅草寺のお祭りに関しまして、ぜひとも検討させていただきたいと思います。 以上です。 ○議長 6番 川田議員。 ◆(川田律子議員) 済みません、白いのはお葬式で使うんだと言ったのは実は私なんですけれども。でも、確かにその後、私も反省しまして、のりをつけたり、味をつけるのでなくて、やっぱり白いおむすびを、ぜひクアハウス碁点とか、そういうところでも最後のしめはおにぎりでじゃないんですけれども、そんな形で何か出すような、そういう形もいいのかなというふうに思います。 私はもっとおにぎりを活用していただきたいと思います。よく、私のところでも、最後、文化展のときに、よく食改の人たちがおにぎりをつくって、本当に安く提供してくださるんですけれども、本当に安くておいしいんですよね。先ほどから言っていますように、村山のつや姫は全部雪室で保管してというか、本当に雪室米として、ほかのものとは違うという差別化をしたような米の販売、それから、先ほど市長が言いましたように、おいしいはえぬきは、やはりどんどんと外食産業に使っていただければどんどん売れると思いますので、おいしい米という、いつも特Aになるんですけれども、何でこんなに安く買いたたかれるのかなと思いながらやっているところなんですけれども、やはりそこは市長にトップセールスで頑張っていただきたいというふうに思います。 最後にですけれども、やはり米の問題は、いろいろ、先ほど市長は市民の税金を使って農家の方だけを救済するわけにはいかないというようなことを言いましたけれども、でも、今回の米価格暴落で一番影響を受けるのは地域経済だと思います。農家にお金が回らなければ、いろいろな商店であるとか、ほかのそれにかかわるところにも、農機具屋さんとか、そういうところにもなかなか影響を与えるわけです。 本当にこれは、ただ米の暴落の問題ではなくて、日本中の米の暴落は地域の経済に大きな影響を与えて、本当にますます貧困ですね、格差と貧困の拡大をもたらす社会的な問題であると思います。 やはり国の政策、こういうふうに自給率を今39%ですけれども、たしか2020年には自給率を50%に上げると言っていますけれども、これで50%まで上げることができるんでしょうか。これでTPPを今進めていますけれども、これが進めば、ますます農家に与える影響は大きくなると思います。 農家が本当に米で、大規模農家でさえも生産できないような米の価格では、私たちも米を安心して食べることができなくなる、そういう時代が来るのではないかというふうに思います。 やはり村山市、きのう、いろいろ市長が言っていた、ほどよい田舎。いろいろキャッチフレーズがありますけれども、私は本当にほどよい田舎なのではないかと思います。大きい建物はなく、村山駅に下りると本当に田舎だなというふうな思い、その中には新しい町もできていますし、古い町と新しい町、農村が混在した、この村山市なんですけれども、この村山市の人たちが、農業があって、この村山市の山とか川、それから自然、そして田畑が、環境が守られているわけです。どんどんとそこに、誰も合わないといってやめてしまったら、もうかなり、すぐ荒廃するのは目に見えています。今そういう環境の保全に対して、新たな多面的何とかという交付金などが出ているようですけれども、それすら、やはりだんだんと出る人が、農家の人たちが頑張って環境保全をやっていますけれども、それすら出る人もだんだんいなくなる、そのような荒廃した村山市にならないように、私はこういう小さい農家、家族経営でやっている農家、もちろん農地を集積して大規模化する新規農業者とか、やろうする人たちにはやはりやっていただいて、でも、小さくてもやりたいという安心して食べられる米、自分の米、それから、生産者として頑張ってやっていきたいという、そういう小さな農家にもやはり手を差しのべるような村山市として、やはり農政を支えるようにお願いして、私の質問を終わります。 ○議長 6番 川田議員、終わります。---------------------------------------中里芳之議員の質問 ○議長 8番 中里芳之議員。     (8番 中里芳之議員 登壇) ◆(中里芳之議員) おはようございます。 通告しております株式会社アシストの村山西部産業廃棄物最終処分場の問題について質問をいたします。 10月16日、市と県に対し、アシスト処分場に関する情報提供がありました。10月30日には、私、日本共産党も情報提供を受けました。 情報提供の内容は驚くべきものでした。埋立地にたまった水を完全に処理しないまま、届け出されていない放流口からこっそり放流していた。遮水シートが破れていないか、地下に汚水が漏れていないかを確かめる業者の自主検査では異常値を検出しながら、データを隠蔽、捏造するなどして報告を怠った。また放流水の水質検査では、外部に委託する前に水をまぜて薄めていたなどというものであります。 アシストのこうした行為は、市と結んでいる環境保全協定に明らかに違反するものであり、協定締結当事者の市としては厳しい対応が求められます。 しかし、これまでの市の対応は、住民の安全と自然環境を守るための協定締結当事者として果たして十分なものだったでしょうか。 そもそも、この最終処分場設置については、住民に広く知らされたのは県の設置許可がおりてからで、産廃業者に対する不信感、直下に活断層が存在することなどから、住民に建設反対運動が起こりました。しかし、住民は苦渋の思いで、県の公害調停審査会の調停案を受諾し、以後、処分場の安全な操業を願うとともに、可能な限り監視を行ってきました。 今回、発覚したアシストの行為は、県と市、そして市民を欺くものであり、断じて許されません。加えて、この処分場は、震災で被災地から4,000ベクレル未満の放射性物質を含んだ災害廃棄物を埋め立てたところでもあり、より厳重な管理が求められます。 そこで市長に答弁を求めます。 1点目は、市は環境保全協定にのっとり、操業の一時停止を求めるべきではないか。 2点目は、環境保全協定に違反し、県と市、市民を欺くアシストの行為を、市はどう認識しているのか。 3点目は、県と市が立ち入り調査を行い、無届けの放流口から放流されていたのを確認したのが10月22日。しかし、翌23日の処分場協議会では、住民には報告せず、約1か月後に、やっと住民と議会に報告されました。なぜ、このように報告がおくれたのか。 4点目は、今回発覚した未処理水の垂れ流しや、その他の行為はいつから行われてきたのか。 5点目は、住民を裏切るアシストの行為の全容解明が大事ですが、これをどのように行っていくのか。 以上、5点、市長に答弁を求めます。 環境課長に質問します。 浸出水処理施設の水質浄化能力が疑われますが、その要因をどう捉えているか。 そして2点目は、アシストが50年は絶対破れないと言ってきた遮水シートが、2001年の操業開始後のわずか4年後に破れ、昨年には、新たな破れを業者が自主的に修復。にもかかわらず、その後地下水の検査結果の隠蔽、捏造が行われていることから、遮水シートのさらなる破損が疑われますが、これをどのように認識しているでしょうか。 以上、お尋ねして、登壇での質問といたします。 ○議長 志布市長。 ◎市長 5点ほどございましたが、まず1つ目ですね、一時停止を求めるべきではないかという話がありましたが、今ですね、県と協議をしております。村山市単独ではなくて、県と協議しながら進めてまいりたい。 2つ目が欺いたんじゃないか、どう思うかという話でありましたが、確かにそのとおりです。欺いたんですね。とんでもないことですよ。こういうことが今までずっと--いつからかわかりません、まだ。行われてきたこと自体が非常に私はうまくないと、こう思っています。 3つ目、報告が遅れたのは、別にわざと遅らせたわけじゃございません。やっぱりこういうものは、ちゃんと裏打ちといいますか、ちゃんと調べてからでないとだめだと思っています。ただ、会社の人が私のところにも来ました。私のところじゃなくて、市役所に来て、言ったわけでございますが、そういう要件というのは、双方から聞く、あるいはちゃんと現地調査をした上でないと、1人か2人が来たから、わあわあ騒いできたから、それを丸うのみしてやったら、とんでもないということにならないように、ちゃんと調べたわけでございます。ですから、その報告を受けてから、次の週の早いうちに抜き打ち調査を行っています。 そして、その結果が出るまで日にちがありましたから、そのときの協議会には報告をしなかったわけでありまして、こういうものは何回も、2回も言いますが、やっぱり1人、2人の告発者を丸うのみしちゃだめだと思っているんです。ちゃんと裏打ちしてからのために、おくれました。 いつからという話がありましたが、これは今調査中です。今の社長が、随分、私から言うと、まともに書類を出しているように思えます。ですから、向こうでいつからやっているか書類を調べて、ずっとやっているんでございますが、それが出てきた段階で、うちのほうの帳簿と今まで出してもらった報告となんかと突き合わせて、実際これがいつから、これが本当かどうかというものを調べてまいりたい、こういうふうに思っています。 あと、解明はどのようにという話がありましたが、これは、ご存じのように、うちに出されている報告書は、途中からだか最初からだかわかりません。けれども、やっぱり偽造されているんですね。ですから、その点に関しましては、それを含めまして、あと、今の会社側の言い分を聞いてから内容を精査してまいりたい、こういうふうに思っています。 そのほかの点については、担当課長から説明をいたさせます。 ○議長 青柳環境課長。 ◎環境課長 それでは、私のほうから答弁させていただきます。 水質悪化の要因ですけれども、これについては、一番最後の高度処理というところですけれども、砂処理と活性炭処理、その部分を除いて放流していたことが判明しました。これが10月22日です。 その前の放流水の内容ですけれども、一旦、曝気槽のほうに入りまして曝気をして、凝集剤をまぜて凝集して、スカムを取って、その後に生物処理--これはバクテリアですけれども、それをやって、最後に高度処理、活性炭と砂ろ過をやるわけですけれども、それをしないで、その途中で流していたわけです。 これについては、アシストのほうから11月10日に改善計画書が出ています。それで、今、それに基づいて改善をやっている最中でございます。当初は11月中にできるような話をしていましたけれども、ちょっと延びていまして、もう少しかかるようです。 あと、地下水のシートの下の件ですけれども、2001年から4年間で破れた話と、あと昨年まで、ことしの春ごろまでにですか、2回目の修繕をやっております。にもかかわらず、高い電気伝導度といいますけれども、数値が出ていますけれども、これについても、県及び専門家のほうのお話を聞くなら、これから、また改善とか出てくれば対応していきたいと考えております。 以上です。 ○議長 8番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) まず、業者の行為、欺く行為だということはおっしゃいましたけれども、これは明らかに環境保全協定に違反すると思いませんか。ただ欺くというだけで、環境保全協定違反だというようなご認識があるのかどうか、今の答弁からはわかりませんでした。 環境保全協定にはどういうことが書いてあるかというと、例えば、第5条の2項ですけれども、乙は--乙はアシストですけれども、アシストは、水質汚濁、地下水汚染等の公害防止対策として、関係法令の規制値及び設置許可申請書に記載の数字の遵守にとどまらず、汚染物質の排出量及び濃度の低減に努めなければならない、とあるんです。 ところが高度処理をしないで、できるだけきれいな水ということじゃなくて、最後の高度処理を省いて流していたわけですね。 そして、第9条には、こういうこともあります。乙、アシストは、施設の損壊、故障、破損等により事故が生じた場合は、直ちに甲--市に報告するとともに、操業を一時停止し、原因の究明に努め、応急の措置を講じなければならない。これは明らかに環境保全協定に違反するんじゃないでしょうか。再度、市長の答弁を求めたいと思います。 完全に処理していない水を、未処理水ですね、つまりどんな有害物質が入っているか、あるいは入っていないかわからないような、得体のしれない水を夜な夜な、裏からこっそり流していたわけです。これを10月22日に市の立ち会いのもと、市も確認し、県も確認しているわけです。この事実ははっきりしたわけです。情報提供されて、それが本当かということじゃなくて、そこで確認しているわけです、その事実は。いいですか。当然その事実に対して対応する必要がある、あったんではないでしょうか。 先ほど協定を読みましたけれども、それに基づけば、この時点で操業停止をアシストと県に対して強く求めるべきだったんじゃないでしょうか。求めたんでしょうか。求めていないと思いますけれども、これも一応答弁を求めます。 求めていないですよね、でもね。市に許可権限のある一般廃棄物の搬入さえ停止していないわけですから。県に対して求めるわけもないわけですね。 私は操業停止を即刻求めた上で、それに県も業者も応じないんであれば、協定を結んでいるのですから、当然、法的措置をいろいろ考えて講じるべきだと。そのぐらいの構えでやるべきだったと私は思います。でなければ、何のための協定かわからない。 ところが市は、操業停止どころか、放流水の放流停止も求めていないですよね。どうでしょうか。 10月22日に市の立ち会いのもと、県が立ち入り調査を行って、無届けの放流口からの未処理水の放流を確認して、アシストに指示を行ったわけですね。アシストは、無届けの放流口を撤去して、正規の水処理経路に変更して放流を再開したわけです。いつから放流を再開したか、県が言うには、放流再開は10月23日からと、私が県に申し入れをする中で聞いたことであります。 実際は直してすぐ、22日のうちに再開したのかもしれませんけれども、一応、直した次の日、10月23日以降だというようなことを県は言っている。 ところが市に聞きますと、いつから放流再開したのか定かではないけれども、少なくとも10月31日までは放流をとめていたと、食い違うわけですね。いいかげんですよね、いつからだか定かでないんですからね、しかも。 改めてお聞きします。いつから放流を再開したんでしょうか、答弁を求めます。 市の言っている10月30日以降、放流を再開したということが仮に本当だとしても、その時点、つまり10月31日で放流再開を市が認めたんだとしたら、それも私は問題だと思います。10月22日に無届けの放流口からの水を県が採取して、速報値、一次結果が出たのが10月31日です。CODとSSが基準値の4倍超であることが明らかになったわけです。金属系の有害物質については、まだこの時点では結果は出ておりませんけれども、だけども、COD、SSが基準の4倍以上になっている。これは正規の水処理経路に業者が変更したからといって、水質検査をしないまま放流を再開するなんてことは、私はこれはあり得ないことだというふうに思います。 その後、放流水の放流が停止されたのが11月26日です。今もとまっています。つまり、県の言う10月23日からか、市の言う10月30日以降かわかりませんけれども、そこからは正規の放流口から放流したとはいえ、どんな毒物が入っているか、入っていないかわからないような得体のしれない水を1か月間も流し続けるのを許したわけです。お聞きしますけれども、一体誰がこの水の安全を確認したんでしょうか。答弁を求めます。 ○議長 志布市長。 ◎市長 私も先ほど言いましたが、非常に大きな問題だと思っています。 だけど、ここでは穏やかに言ったほうがいいと思いますよ。何か私が、市役所が企業のために便宜を図っているというような考えを持っているように聞こえます。そんなことはないですよ。市民のために頑張っているんですよ。何か私が犯人みたいなことを言っていますけれども、そうじゃないですよ。 ただ、こういうものはきちんと裏づけがないとと、さっきも言いましたが、それで一生懸命担当課もやっています。県もやっています。 いつしているか、確かにとんでもないところに放流口があって、そこから流していた。それはうちのほうが急に行ったから、行ったら県もすぐに来たんですけれども、いきなり行ってみたらあったと。そして、性懲りもなく、それを使っていました。ところが、その後、それをなくしたんですよ、すぐ。だから、本来の放流口から流れていると私たちは判断して、本来から流れていればいいだろうということで停止はしなかったわけです。 ただ、欺かれたことは間違いございません。ですから、今、その対応についていろいろ練っています。こういうことは、すぐしなきゃならない部分もありますが、じっくり見てから、じっくりといっても何か月もというわけじゃないですよ、する必要もあると思うんです。 ただ、冷静にちゃんと見ていかないと、今後のためによくないと思っています。もうあけてから、十何年ですか、13年、14年ぐらいになるんですかね。こうなっていますが、今回、いきなり出てきまして、私も面食らっています。何とかいい方法を探って、もちろんこのままでいきますと、県のほうから厳しい処分が出ると思います。ただ、村山市で先走ってして、その後、県でして、ちょっと状態が変わってきましたよとならないように、今いろいろやっていますから、私も心配しているんです。少しちゃんと見ていきたいと思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。     (発言する者あり) ○議長 青柳環境課長。 ◎環境課長 放流は10月22日に私のほうでとめまして、その次の日、23日から、正規なルートで、量は少ないんですけれども、放流しています。     (発言する者あり) ○議長 青柳環境課長。 ◎環境課長 正規なルート、正規な水処理ですと、全てクリア、今までもしていましたので、一応そのことを信じて、流させていると思います。 ○議長 8番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) 言っていることが矛盾しますよね。重大なことをやっているわけですから、何で裏から流していたのか、ちゃんとじっくり調べることが大事だと言いながら、調べないまま正規のほうから流したから認めたと、おかしいですよ。どうして裏から流しているのか。もしかしたら、ちゃんと正規のルートで流してもうまく水処理ができないからかもしれないじゃないですか。そんな水処理に多額のお金をかけて高度処理したらもったいないと、だから裏から出す、そういう可能性だってあるわけでしょう。 だから、きちんと調べるという立場だったら、水はやはりそこでとめる。少なくとも、行政の責任で水の安全を確かめて、確認して流す、最低限それは必要じゃないでしょうか。どうでしょうか、市長。 この23日以降、放流を再開したこの水について、行政としては安全性をチェックしていないんですね。一応、アシストは自主検査をやっていますね、10月31日、これはアシストが採水をして、検査機関に委託、アシストが自分で水をとって検査機関に持っていくというやり方。しかも検査項目は全項目ではなくて、基本的な項目だけです。その結果が出たのが11月10日です。一応全て、その検査では基準値内だったようですけれども、結果をまたずに放流再開しているし、そもそも得体のしれない水をこっそり流して、データを捏造し、改ざんするような業者がやっている自主検査、誰も信用できないですよね、これは。私は行政がきちんと調べるべきだったというふうに思います。 私はこれまでの市の対応は、環境保全協定を結んだ当事者としての責任を全く果たしていないと言わざるを得ないと思います。全くの県任せの対応だというふうに思います。県と市に申し入れしたときに、県のほうは当初はこんな態度でしたね。 たとえ裏から届け出のない放流口から水を流していたとしても、その水が実際に法令の定める基準に違反していなければ問題ないみたいな、そんな態度だったんですね、最初は。そういった県に追従してきたんだと、私は思います。 無届けの放流水の濁りが基準の4倍を超しているというのが明らかになった、これが10月31日ですけれども、その後、3週間近くたった11月19日の時点でさえも、市長は県の検査結果が全て出そろうのを受け対応を検討したい、などと、悠長なことをおっしゃっているわけですね。県の検査結果が出たら出たで、そのときの対応はまたいろいろあるでしょうけれども、その前にも私は当事者としてやるべきことがあったと思いますけれども、これを全くやっていない。今後のこともあります。これまでの市の対応については、しっかり反省して、今後に生かしていくべきだと思いますが、市長の答弁を求めます。 それから、水処理施設の水質の浄化能力についてなんですけれども、この水処理の、先ほど能力が疑われている、その要因をどう捉えているかというふうにお聞きしたんですけれども、結局、高度処理の部分で、全協のときには、活性炭ろ過などが目詰まりして、故障、不具合が生じていたとか、そこがうまくいかなかったということだったみたいですけれども、それで今、改善計画書を出したと。11月10日に出しているようなんですけれども。まだ改善計画書に基づく工事、まだ終わっていないということですよね。 私も見ましたけれども、単に、あれは活性炭のろ過施設の目詰まりを直すとか、それだけではないですよね。それだけではない。今までいろいろ、がらがらと変えてきた、これを当初のやり方に戻すというようなことでありまして、これは正規の放流口に戻しただけでは、水処理は十分ではないということを認めているわけです。ろ過装置の処理だけでは済まないわけですから。 そもそも水処理がうまくいかない要因は、私は施設そのものの問題だけではないんじゃないかなというふうに思います。水処理のことをちゃんと考えずに、金になるものは何でも受け入れて、埋め立てして、それに加えて、即日覆土もきちんとしない。あまりきちんとすると、ごみを埋め立てるスペースがなくなりますからね。もうけも少なくなる。においさえしなければいい。ただ、飛散さえしなければいいということで、ただシートで覆ってみたり、ごみを別のごみで覆土したりして、その結果、水処理施設に負担を与える結果になっているんじゃないかなと思います。覆土をきちんとすれば、覆土自身が水を浄化する作用を持ちますから。この即日覆土に関しては、議会でも何回か取り上げました、過去に。この協定を結ぶ際に、業者に即日覆土をどう考えているかと、毎日やるんだべと聞きましたところ、当時、業者は毎日やるもんだと思っていたという認識。 ところが、毎日ちゃんとやっていない。県や市に問いただしますと、においがしなければ、飛散しなければ、必ずしも毎日という意味ではないというような答弁でしたね。何も業者が毎日覆土するもんだと思っているんだからさせればいいのに、そういうふうなことで、業者もそれに甘えて、県や市がそう言っているからということできちんと即日覆土をやってこなかった。私はその結果だと思いますけれども、これについて、環境課としてどういうふうに思っているか、お尋ねをします。 それから、遮水シートの破損ですけれども、県とか専門家の考えなども聞きながら、相談しながら進めていくということなんですけれども、破損の疑いは極めて濃厚だというふうに私は思います。徹底した調査が必要だと思います。実際に破損しているのであれば、その要因も徹底的に調べる必要があると私は思います。単に、これは操業して4年後のシートを張るときに不具合があったと、施工ミスだというふうな当時の説明でしたけれども、またそういったことがあったのかと。あるいは、そうじゃなくて、埋め立てる際の重機の操作ミスによるものなのか、あるいは埋め立てた廃棄物の形状や性質が原因となってシートに穴があいたのか。あるいはそうでなくて、処分場の下の複数の断層や地質に影響を受けた結果なのか、それらがいろいろ組み合わさっているのかどうかわかりませんけれども、やはり徹底的にそこまで調べる必要が私はあると思います。やはり再発を防ぐために、今言ったような徹底した調査が必要だと思いますけれども、どう考えているか答弁を求めます。 ○議長 志布市長。 ◎市長 まず、今、いろいろ問題ありますけれども、市としましても重大に受けとめて、これからいろいろやってまいります。 今後をいかにしていくかという話がありましたが、できるだけ細部にわたってやってまいりたいと思います。 ただ、議員もおっしゃっているんですけれども、遮水シートは50年間破れないということが、わずか4年後に破れたわけでございますから、やはりその時点でちょっと疑問を持ってもらいたかったなと思いますね。その破れたときに、理由もちょっとおっしゃいましたが、そういうことも含めまして、いろいろ質問をなさったと思います。本当の破れだかどうかということをやったんでしょう、おそらく。私は見ていませんけれども。やはりそういうときに、50年が4年で破れたと、ちょっとおかしいなということがあれば、あったんでしょうけれども。また破れたと、これはやっぱり相当問題があったんでしょうね。これから、やっぱりいろいろ調べさせてもらいますが、私から言わせていただければ、大体シートが50年もつということをうのみにすること自体がちょっとじゃないかなと思うんですよね。ですから、その辺が、まず私は専門家じゃないからわかりませんけれども、当初からちょっと疑問点があった会社ではなかったかなと思っています。 とにかく今回を機会に調べさせていただきます。 ○議長 青柳環境課長。 ◎環境課長 私のほうからは、この浄化能力の関係についてちょっとご説明したいと思います。 アシストの浄化設備なんですけれども、規模的にはあれぐらいの大きさなんですけれども、今回、今度改善計画に当たりまして、改めて配管などを調べております。 そこで、一番最初のほうから、例えばモーターが手動のポンプであったりとかいうのがありまして、それを自動に変えたりして、あと管がどういうルートになっているかというのを調べながらちょっとやっていますので時間がかかっています。 最初、浄化設備をつくったときには問題なくて、その後の改造でちょっと問題が起きているような現場のほうの報告がありましたので、最初の構造に戻すような形で今、改善計画をやっておる最中でございます。 あと覆土の関係ですけれども、前から覆土の関係は私どもも協議会のたびにその話はしていまして、ことしに入って覆土関係がまめになるようになりました。においもしなくなりましたので、その関係はうまくなっているかなと思います。今後もそういう方向で、この覆土関係についてはお願いしていきたいと思います。 あと、破れに関してなんですけれども、先ほど議員がおっしゃいましたように、さまざまな要因、現場では気をつけてやっているようなんですけれども、その辺を含めて、専門家の意見を聞きながら対処してまいりたいと思います。 以上です。 ○議長 8番 中里議員。 ◆(中里芳之議員) 覆土については、最近はきちんとやるようになったということは、解任された副社長さんとか、辞職した場長さんがこれまでのような形ではうまくないということできちんとやるふうになったわけですね。その前は、さっき言ったとおりなんです。最近やっとよくなっている。 先ほど市長からいろいろ答弁あったわけですけれども、シートが50年間破れないというのをうのみにするのは問題だなんて言いました。誰もうのみにしていないわけです、住民は。操業開始後4年後に破れたときに、もっといろいろ調べていたらいいんじゃないか的なことをおっしゃいましたけれども、他人事のような答弁でしたね。私は一楯岡の住民の方からこういうことを言われれば、甘んじて受けなきゃいけないかなと思いますけれども、これは市長の言葉ではないですよ。こんなことを言うのは市長として認めたくないですよ、私は。私や処分場を監視してきた住民を侮辱することですよ。言葉には気をつけていただきたいなというふうに思います。 アシストにどんな処罰が下るのか、下らないのかわかりませんけれども、仮に今後も操業が続けられるにしても、やはり環境保全協定を抜本的に見直して、新たに締結する必要があると思います。 そして例えば、これからは事前通告なしの抜き打ちの検査もやると。あるいは検査主体の見直し、業者の自主検査というふうになっているところを業者の自主検査だけにさせないとか、あるいは項目も追加する。それから即日覆土の目的と方法、これも今の条文では不十分ですから、きちんと目的と方法について厳格化をする。そういったことをして、住民の信頼を得られるような検査、監視を行うべきだと思いますけれども、これについて、市長の答弁を求めます。 ○議長 志布市長。 ◎市長 それでは、言葉に気をつけてやらせていただきます。 自主検査をさせない、私から言えば当然でありますが、他人事じゃないですよ。今までしていなかったことが、抜き打ち検査をしていなかったこと自体が、私にはなかなかあれかなと思います。さっきはぼやきでいいんですけれども、自主検査はこれからはやるでしょうけれども、うちのほうでも抜き打ちはやらせていただきます。 以上です。 ○議長 8番 中里議員、最後になります。 ◆(中里芳之議員) 一つ確認しておきたいんですけれども、抜き打ち検査はいいんですけれども、環境保全協定はそのままなんでしょうか。やっぱり私はきちんと最初から見直す必要があると思いますけれども、これについても答弁を求めたいと思います。 それから抜き打ち検査ですけれども、聞くところによりますと、最近、3回ほどやっていますよね。11月22日、26日、29日というふうな形でお聞きしていますけれども。 26日の抜き打ち検査については、事前に、5日前に、住民、処分場協議会に入っているメンバーの住民に連絡があった。業者には黙っていてくれみたいなことが書いてあって、抜き打ち検査を行うから立ち会ってくれというようなこと。 22日と29日は住民の立ち会いはありませんけれども、26日はそういう形で都合のいい住民の方が立ち会いをしたわけなんですけれども、私は今後、抜き打ち検査をやる場合、本当に抜き打ちになっているかどうか。これはやはり県と市が全責任を負うべきだというふうに思います。つまり、住民に責任を負わせるべきでないというふうに思います。さまざま、住民の間に疑心暗鬼が生まれるようなことをしてはいけない。何か問題があったときには県か市の責任という形にしないとだめだと思います。だから、抜き打ち検査は行政の全責任でやるべきなんです。これについても答弁を求めます。 それから、これからいろいろ全容解明、まだまだ続くということなんですけれども、今はっきりしていること、何をしてきたのか、業者が。これをきちんと業者に、住民に対し、あるいは市に対し説明させることが大事だというふうに思います。 業者は住民の求めがあれば、どこそこの地区に行ってから、求めがあればそこに行きます、いつでも行きますというふうなことを言っていますけれども、もう口から出る言葉はもう信用できません、業者の言うことは。きちんと文書で説明させるべきだと、住民に対しても、市に対しても。文書の提出を、つまり簡単に言えば反省文ですね、何をやったのか、何が悪かったのか、きちんと出させるべきだというふうに思います。やはりこれは、二度と住民を裏切るようなことをさせないための力にもなりますし、将来何かがあったときの証拠にもなりますし、全容解明の足がかりになるかもしれないわけですから、口で言ったら、そこからどんどん消えていきますから、きちんと形に残すように、文書で説明させるべきだと思いますけれども、この件についても答弁を求めて、最後ですから、質問を終わります。 ○議長 志布市長。 ◎市長 住民に責任を負わせるということは、今までもなかったと思いますが、これからも市としてはいたしません。市のほうでは、責任というよりも、全面的に調査なりをやっていきたいと、こう思っています。 あと、抜き打ち関係でございますが、これからもいろいろやってまいりますが、その後の説明関係ですね、これについては、業者が文書でとありますが、やっぱりこちらから質問とか、あるいは何かあれば文書でよこすでしょうけれども、このほかにも自主的に今までの経過もあるでしょうけれども、これは文書で出させるようにいたします。そのいろいろ協議会とか何とかの説明は、うちのほうでちゃんと録音していますから、それをちゃんと文書に起こして、今残してあります。それは文書できたら名前で判こをついたものじゃないので、あくまでも話の内容でありますが、あります。 あと、さっき、話がちょっと前に飛びますけれども、50年間シートがもつというのがありましたが、私がいろいろ聞いたところによると、地面って結構動くでしょう。動く、それにものを入れる、重くなる、沈む、引っ張られますよ、ゴムね。破れるのは当たり前だという人もいるんですよ。 ですから、最初からそういうことにある程度気づいていれば、第1回目の破れたときに、ちょっとおかしいなと思ったほうがよかったかなという私の反省です。     (発言する者あり) ◎市長 だから、私は出てからまだ1か月でしょう。今、一生懸命調べているんですよ。十数年のこと1か月でやるわけですから、非常に無理があるんです。とにかく情報を入れて、住民の納得のいくような政策をしてまいりたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。     (発言する者あり) ◎市長 保全協定ね、忘れました。 これは検討させていただきます。保全協定を、要するに、うちらだけで直すわけにいかないでしょう。やっぱり住民の意見を聞いて、直すか直さないかを聞かないと、市と業者だけの協定書、三者になっているのかな、あれ。ちょっと今……。     (発言する者あり) ◎市長 ああ、業者と、そうか、市と県と三者ね。 やはり住民からも聞く必要がありますので、考えておきます。はっきり直すとも言えませんし、直さないとも言えません。ちょっと見てから対応させていただきます。 ○議長 8番 中里芳之議員終わります。 以上で通告による一般質問は全部終了しました。 ほかに発言の通告がありませんので、これにて一般質問を終結いたします。 なお、5日の午前10時から予定しておりました一般質問の本会議は休会となります。 以上で本日の日程は全部終了いたしました。議事運営に対するご協力に感謝申し上げます。 本日はこれにて散会いたします。 ご苦労さまでした。     午前11時35分 散会...